2010年10月23日

『ライチ☆光クラブ』其の1

最初に製作するのは、
『ライチ☆光クラブ』の学ラン&学帽です。
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トリッキーな衣装が大好きな私としては、
最初の衣装が普通の形の服というのが少し残念な気もしますが、
基本が大切!ということで、頑張ってまいります!

今回は、平図~表地&裏地の裁断までを説明しています。



さて、早速衣装製作に掛かります。
が、その前に一つ。
「ココで紹介するのは、杉浦眸の衣装製作なので、完全なる我流です」と
言うことだけは、
ご理解をよろしくお願い致します。

それでは始めましょう。
衣装を製作する際はまず、衣装の何がどうなっているのかを頭に入れることが大切です。
段取り八部ということで、平図を描きましょう。
※平図=服を平らな所に置いた様子を真上から見た図。
100%理解している場合は描かなくても良いですが、
コレを描くと失敗しにくくなります。
平図でなくデザイン画でも良いでしょう。
今回は学ランなのでこんな感じ。
2
3
私は絵がとても下手です。
でも分かればよし!
思い切って描いてみましょう。
さらに、平図の下に必要なパターンも描くと作業を迷わず行えます。

次にパターンを製図します。
しかし、一からの製図を説明するのはそれぞれの体系もありますし、
なかなか難しいことなので省きます。
型紙が欲しい方は、この衣装の完成記事にて型紙販売を致しますので、
そちらをご利用ください。
サイズについては1サイズのみですが、型紙を注文して頂いた方全員に
サイズ変更の方法を書いたプリントをお付け致します。
届いた型紙をプリントにしたがって自分のサイズに直してお使い下さい。

そして、パターンの製図を終えたら、型紙を裁断しましょう。
※パターンと型紙は同じ意味で同じものを指しています。

上着
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ズボン
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型紙を切り終えたら早速、布の裁断です。
■今回使用する布■
表地:黒-たんしツイル(アーバンツイル)-M580円
裏地:黒-生地名不明-M80円

黒や白の布を選ぶ際は、明かりのぐあいで色を間違いやすいので、
色番号をチェックするか、お店の人に「コレは何色ですか?」と聞いて、
目を信じないようにすると良いと思います。
特に裏地は紺色と黒色など間違いやすいです。
また、布を買う際、同じ色の同じ布でも、
釜によって染め上がりの色は微妙に違います。
出来ることなら、一続きの布を買うようにしましょう。
途中で切れていて上下で量が足りるから大丈夫だと思って買うと、
家に帰ってよく見たときに、同じ布なハズなのに、色が微妙に違うということがあります。

さぁ、布を入手したら布の準備をしましょう。
布は一度洗濯機にかけ、脱水までしたものにアイロンをかけると、
選択による縮みを防げます。
洗濯機を使えない場合は、布に霧吹きをかけながらアイロンをかけましょう。
それも無理な場合はスチームアイロンをかけましょう。

そして、布は耳と耳を合せるように表を外にして二つ下りにたたみます。
※耳=布のほつれない部分
無地布の表裏の見分けは、耳のポツポツした突起がある方が表で、
耳のさらさらした方が裏です。
しかし、中にはあてにならない場合もある様なので、自分の目でもよく確かめましょう。
サテンなどはわざと布の裏を使う場合もあるので、
布の裏表はどちらが使いたいかで判断しても良いでしょう。

布の準備が整ったら布の上に型紙を置いていきます。

ここからは上着とズボンを別々に説明します。
まずは上着から。

表地上着(150幅×150㎝)
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画像は左が「わ」になっています。
※「わ」=布の折り目がある方。この場合左が「わ」で右は耳が2つ重なっている。

型紙の置き方は、型紙に書かれている指示に従いましょう。
・「わ」のマークがある辺は縫い代ゼロで布の「わ」にぴったりと添わせて置きます。
 ※「わ」のマーク=二重丸の半円や「わ」などと描いてある。
・型紙には平行線が書かれています。
 ※平行線=型紙にある長い線。矢印や片矢印のものがある。
 平行線は布の耳と平行になる線です。
 その線を布の耳と平行になるように型紙を布の上に置きましょう。
・この型紙には縫い代が含まれていません。
 表地を裁断する際、裾は3㎝。
 それ以外は1㎝型紙より大きめにカットしてください。

全ての条件に当てはまる場所に型紙を配置したら、
マチ針で型紙を固定して、裁ち鋏で裁断します。

上の画像で左上にある衿部分は2つ必要なので、
一つをカットした後、位置をずらしてもう一つ作りましょう。
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布をカットし終えたら、
型紙に書いてある印を布に写します。
ノッチ・チャコナー・チャコペン・チャコペーパー・ルレット・目打ち・
など…好きなもので印をしてください。
私は、ノッチとチャコペーパー&目打ちを使いました。
これはズボンの方に画像がるのでそこで紹介します。

裁断が終わったら、次は見返しを作ります。
上の画像では右下にある、前身頃のみ返し部分をカットします。
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このピンク線にそって型紙を切ってください。
カットした右側が見返しです。

カットした見返しは上の表地の余った部分において裁断しましょう。
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外袖を取った左側に置いています。
この見返しも裾は3㎝。それ以外は1㎝の縫い代で裁断します。

表地の裁断が終わったら、次は裏地の裁断です。
裏地上着(120幅×150㎝)
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私は、ズボンを先にカットしたので布が変な形になっていますが、
裏地も表地と同じように、型紙の指示に従って配置し裁断します。
裏地の縫い代は全て1㎝です。

さて、そうしたら今あるパーツをチェックしましょう。
上着表(身頃)
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上中央
 衿×2枚
右から
 前身頃×2枚
 前脇身頃×2枚
 後ろ脇身頃×2枚
 後ろ身頃×2枚
※全て表地・

上着裏(身頃)
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右から
 見返し×2枚
 前裏身頃×2枚
 前脇裏身頃×2枚
 後ろ脇裏身頃×2枚
 後ろ裏身頃×2枚
※見返し以外が裏地。

上着袖
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右から
 裏内袖×2枚
 裏外袖×2枚
 表内袖×2枚
 表外袖×2枚

全てのパーツがあれば、上着の表地&裏地の裁断は完了です。

次にズボンです。
ズボン表地(150幅×150㎝)
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ズボンも上着と同じように型紙の指示に従い配置します。
縫い代は裾3㎝、それ以外が1㎝です。

裁断が終わったら、ポケット口を作りましょう。
赤い線に1㎝の縫い代を付けて前ズボン表地をカットします。
私は切っていませんが、最初にこの赤線をカットしておいても構いません。
※カットした型紙は絶対に無くさないでください!!
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 ↓↓↓こうなります↓↓↓
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型紙が浮いているので縫い代が見えませんが、
縫い代はきちんとあるので間違えないようにしてくださいね!
※この型紙は私が手書きした原版なので、
 描き間違いの線が残ったままになっています。
 ×印のある線は気にしないで下さい。

そうしたら、型紙にある印を布に写していきます。
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上にはみ出しているのがチャコペーペーです。
チャコペーパーを布の間に挟んで目打ちで印のポイントを抑えます。
すると、布が内裏になっているので内側に点の印が付きます。
チャコを使う場合は、色に気をつけてください。
今回は白のチャコを使っていますが、
チャコには白以外にも、青・赤・黄・など種類が有ります。
よく見えるものを使ってください。
それ以外にノッチを入れられる部分にはノッチで印をします。
※ノッチ=縫い代に1~2㎜の切り込みを入れる印の方法。

印が終わったら、型紙を布から外し、必要な分部をカットします。
今回は前身ごろのみです。
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 ↓↓↓緑の線をカットしましょう↓↓↓
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カットし終わったら、左の小さい方を最初に使います。
気付いている方もいらっしゃるかと思いますが、
ズボンではまだ使っていない型紙がありますよね?
この2つを余った表地の上において裁断しましょう。
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今までは、生地を2枚重ねて裁断していましたが、
今回だけは、生地を1枚で重ねずに裁断してください。
いずれも縫い代は1㎝です。

そうしたら、次はポケットです。
ズボンの前身ごろから切り取った大きいほうの型紙を使います。
これです。
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この型紙には、さっきズボンで印をした部分のダーツが含まれています。
でも、ポケットにダーツはいらないので、この部分をなくしましょう。
ダーツはピンク線の部分です。
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まず、このピンク色の三角形を二等分する線を描きましょう。
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今回のダーツは2㎝でしたので、真ん中の1㎝に印をつけます。
そうしたら、この点とダーツの頂点を結ぶ線を描きます。
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頂点を突っ切って直線を描きましょう。
そうしたら、今描いた線をカットします。
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そうしたら、一番上の赤線と赤線の部分が重なるように型紙を重ね、
切り口が平行になるように型紙を重ねましょう。
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そうしたら、セロテープで軽く止めます。

次に、ポケット口から見える部分のポケットを作ります。
赤線に平行に赤線より1~2㎝内側に線を描きましょう。
こんな感じです↓
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私はフリーハンドで適当に描いてカットするときに修正していますが、
きちんとモノサシを使って線を書くことをお勧めします。
線が書けたら、この線もはさみでカットします。
この時点で、赤線をカットしている場合は赤線部分を
セロテープで軽く止めておきましょう。

出来たら、この部分も表地の余り部分で裁断します。
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このパーツは布を2枚重ねて裁断してくださいね!
いずれも縫い代は1㎝です。

コレが終わったら、次は裏地です。
ズボン裏地(120幅×150㎝)
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裏地は裁断前に写真を撮るのを忘れてました;;
型紙はセロテープで軽く止めてもとに戻します。
裏地を裁断する際は、ズボンの型紙の裾を2㎝短くします。
さらに裾は縫い代ゼロで、それ以外は縫い代1㎝で裁断してください。
裁断が終わったら、型紙の印を写して下さい。

そうしたら次は、裏地の前身頃。
セロテープで止めていた、前のファスナー部分を取ります。
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2枚布が重なっていると思いますが、
この写真のように置いた場合、上側の裏地はカットしてしまわないように、
よけておきます。
そして、下側の布だけを、この丸みに沿ってカットします。
いずれも縫い代は1㎝です。
この時カットする布は1枚だけです。
絶対に間違えないでください!!
カットするとこのようになります。
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次に、ポケットを裏地を切る前の状態にもどして、裏地の上に置き裁断します。
縫い代は全て1㎝です。
この場合、左側は耳を1㎝の縫い代として使用しています。
ポケットは見えない所ですし、裏地は端ミシンよりも耳の方が綺麗なので、
耳を使っても構いません。
もちろん使わなくても構いません。
また、布に余裕がある場合は、ズボン裏地の全体を裁断する前に
このポケット部分を裁断しても大丈夫です。
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いったん、ポケットの型紙を作って、もとに戻して、また作るという作業をしたのは、型紙をまとめて加工しておきたかっただけです。
ようは、全てのパーツが揃いさえすれば、手順は関係ありません。

そして、これが最期のパーツです。
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さっき裁断した型紙にポケット口までの赤いラインとの間を足して、
少しサイズを大きくしてカットしましょう。
もぅいい加減何度も言うようですが、縫い代は1㎝です。
縫い代を言わない時は1㎝だと思ってください。

最期のパーツを裁断し終えたら、パーツの確認をしましょう。
ズボン(表地)
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上中央
 ウェストベルト×1枚
※白いものはベルト芯です。
 ベルト芯はウェストベルトの型紙の長さと同じ長さでカットします。
 ウェストベルトの型紙「わ」がある場合は倍。
右から
 後ろズボン×2枚
 ファスナー見返し下部分×1枚
 ファスナー見返し上部分×1枚
 前ズボン×2枚

ズボン(裏地)
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右から
 後ろズボン×2枚
 前ズボン×2枚

ズボン(ポケット)
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右から
 ポケット内側上部×2枚
 ポケット内側下部×2枚
 ポケット外側×2枚
※ポケット内側上部のみ表地

さぁ、今日の作業はココまでです。
これで大体、写真を撮りながらの半日作業です。

次は、接着芯の裁断から始めましょう。
帽子の製作は、学ラン部分が完成してから別に行います!


衣装の方を教えるならともかく、
文字と写真で伝えるとなるとかなかな難しいものですね。
至らないところが沢山あると思います。
分からないところがありましたら、どこからでも構いません、
ご連絡いただけると嬉しいです。
意見・感想・要望も歓迎いたします。


次回もお楽しみにww



onikuyasan20002002 at 00:49│Comments(0)TrackBack(0) ライチ☆光クラブ(ジャイボ) 

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